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変形性膝関節症に有効な注射治療変形性膝関節症に対する注射治療のイラスト

関節液と滑膜

関節液と滑膜

関節の中には関節液(かんせつえき)があり、これが潤滑油に相当する働きをして軟骨同士が滑らかに動くのを助けたり、軟骨を保護したりする働きをしています。
関節液は関節を包む関節包(かんせつほう)の表面にある滑膜(かつまく)という場所で少しずつ作り出されています
(くわしくはこちら膝の構造についてをご覧ください)
変形性膝関節症ではすり減ったこまかい軟骨の破片が滑膜にくっついて炎症を起こします。 滑膜が炎症を起こすと、ちょうど鼻炎のときに鼻水がでるように、大量の関節液を産生します。 これが”膝に水がたまった状態”です。

①ヒアルロン酸製剤

①ヒアルロン酸製剤

関節液の潤滑成分として含まれているのがヒアルロン酸です。
加齢によりヒアルロン酸を作り出す力が衰えたり、変形性膝関節症によって滑膜が炎症をおこし関節液をうまく作ることができなくなったりします。
関節の中にヒアルロン酸を直接投与することで、潤滑性を高め、滑膜で起こっている炎症を抑える作用が期待できます。
まずは初期の治療としてヒアルロン酸を週に1度、3~5回程度注射します。(痛みが早期に軽減し終了となる場合もあります。)
その後は痛みの状況に応じて維持療法として定期的に2~4週に1度程度の頻度で継続して注射投与することも可能です。
ヒアルロン酸は関節内に投与されると約24時間で半減してしまいますが、その後1か月程度は関節内に残るといわれています。
ヒアルロン酸に軟骨そのものを復活させるような力はありませんが、長期間にわたってヒアルロン酸の注射を受けている方は、受けていない方と比べて人工関節をうける割合が少ないことが報告されています。
もともと関節の中に存在しているものを補充するという考えで注射をつづけている患者さんも多くいらっしゃいます。

よくヒアルロン酸のサプリメントの効果について質問を受けますが、ヒアルロン酸を口から摂取しても胃から吸収される際に細かく分解されてしまうため、もとのヒアルロン酸の形では関節にはほとんど届かず、変形性膝関節症の治療にはあまり効果がないと考えられています。

②ステロイド剤

②ステロイド剤

副腎皮質ステロイドという薬剤を関節内に注射投与する方法です。
ステロイドは炎症や痛みを抑える力が非常に強く、特に関節に水が溜まるような強い炎症がある場合や、赤くなったり熱を持ったりするような強い痛みがある場合に非常に効果の高い薬剤です。

単発で使用するくらいは問題ありませんが、ステロイドには軟骨や骨をもろくしてしまう副作用があり、頻回の投与は避けたほうがよいとされています。
ステロイド投与が原因で起こる関節の障害のことをステロイド関節症とよびます。 また、血糖が上がってしまう作用があり、糖尿病のある方には糖尿病主治医としっかりと連携をとったうえで慎重に使用する必要があります。
さらに免疫力(細菌などに抵抗する力)が落ちてしまうため、化膿しているような状態では使用できません。
ステロイドを使用して一旦よくなってもすぐにまた炎症を繰り返してしまう場合にはPRP療法(くわしくはこちら再生医療、PRP療法についてをご覧ください)や手術治療を考慮します。

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文責・監修森 敦幸

(整形外科専門医・日本スポーツ協会公認ドクター)

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