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肘が痛い 肘が痛いのイラスト

肘が痛いの漫画
目次
痛みの場所の確認方法
肘の内外、前後とは
上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)
変形性肘関節症
肘部管症候群
肘内障(ちゅうないしょう)
お気軽にご相談ください。
原因となる疾患
診療にかかる費用についての目安

初診でレントゲン撮影2方向+処方箋

1割負担:約580円 2割負担:約1170円 3割負担:約1750円

※ いずれも目安です。処方内容などによって変化します。2021年3月時点での計算となります。

痛みの場所の確認方法

肘の痛みはさまざまな原因で起こります。

上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)
上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)
肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)
変形性肘関節症(へんけいせいひじかんせつしょう)

(小児の場合は)
肘内障(ちゅうないしょう)

などがあげられます。

肘の内外、前後とは

まず肘の痛みの場所を確認しましょう。

肘の前後左右とは…

手のひらを体の前にむけて腕を下におろした状態で、
親指側が外側、小指側が内側です。
曲げる側が前側、伸ばす側が後側
痛みの場所によりおおよその痛みの原因が判別できます。

外側に痛みがある場合:上腕骨外側上顆炎
内側に痛みがある場合:上腕骨内側上顆炎
肘の前後の動きがで痛みがある場合:変形性肘関節症

などが疑われます。

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

【症状チェック】
以下のような動作で肘の外側に痛みがある場合、上腕骨外側上顆炎が疑われます。

☐物を上からつかんで持ち上げる
☐タオルを手の甲側へ絞る時に痛みを感じる
☐ペットボトルの蓋を開ける
☐ドアノブを回す
☐キーボードを打つ
☐草引きをする
☐手首を動かすことが多い(スポーツや職業などで)

くわしくはこちら【上腕骨外側上顆炎(テニス肘)とは】をご覧ください
一般には肘の外側で筋肉の付け根(腱)が炎症を起こすことで痛みが出現します。

【治療方法】
手首や指のストレッチをこまめに行います
②スポーツや手をよく使う作業をひかえて外用剤を使用します。
体外衝撃波治療:くわしくはこちら体外衝撃波治療器についてをご覧ください
④肘の外側に局所麻酔薬とステロイドの注射をします。
肘用のバンド
 (エルボーバンド)やテーピングで負担を軽減します

上記で効果がない場合手術療法をお勧めすることがあります。

上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)

【症状チェック】
以下のような動作で肘の内側に痛みがある場合、上腕骨外側上顆炎が疑われます。

☐物を握って引き寄せる
☐タオルや雑巾を手のひら側に絞る
☐ロープを引っ張る
☐ゴルフやバットなどのスイング

くわしくはこちら【上腕骨内側上顆炎について】をご覧ください
一般には肘の内側で筋肉の付け根(腱)が炎症を起こすことで痛みが出現します。

一般には肘の内側の腱が痛んで起こります。
手首を曲げるような動作を繰り返すことで炎症が起こることが原因と考えられます。

【治療方法】
手首や指のストレッチをこまめに行います
②スポーツや手をよく使う作業をひかえて外用剤を使用します。
体外衝撃波治療:くわしくはこちら体外衝撃波治療器についてをご覧ください
④肘の内側に局所麻酔薬とステロイドの注射をします
肘用のバンド
 (エルボーバンド)やテーピングで負担を軽減します

上記で効果がない場合手術療法をお勧めすることがあります。

変形性肘関節症

【症状チェック】
以下のような症状がある場合、変形性肘関節症が疑われます。

☐肘が完全に伸ばせない
☐肘が完全に曲げられない(口や肩に手が届かない)
☐肘を動かすと痛みが走る
☐小指薬指がしびれている
☐時折引っかかるような激痛がある

くわしくはこちら【変形性肘関節症について】をご覧ください

肘の前面を押さえると痛みを感じたり、腫れを生じたりします。
長年にわたる負担(重機を扱う仕事やスポーツ)や骨折後などの外傷の後、肘の軟骨がすり減り、骨が変形することで肘の動く範囲が狭くなったり、痛みを生じたりします。

【治療方法について】
肘の動きがある程度保たれていて、生活に大きな支障がない場合は保存的治療が選択されます
薬物療法:外用剤や内服の使用 炎症や痛みを軽減する薬を使用します。
注射療法:痛みが腫れが強い時には関節内にステロイドの注射をします。
理学療法:肘の動きを改善するようなリハビリ、ストレッチなど
手術療法:非常に痛みが強い場合や、極端に肘の動きが悪くなり、日常生活に支障を来す場合は手術を行うことがあります。

肘部管症候群

こちらをご参照ください
【肘部管症候群ってどんな病気?】

肘内障(ちゅうないしょう)

肘内障(ちゅうないしょう)とは俗に“肘がはずれる”とか”腕が抜ける”とかいわれる状態です。

実際は肘の靭帯(じんたい)から橈骨頭(とうこつとう)がはずれかかることで起こります
5歳以下の子供にみられ、
手を引っ張られるような力がかかったあとなどに突然手を動かさなくなります。
子供は痛みの場所を訴えるのが苦手なため「肘が痛い」とは言わず、「肩が痛い」とか「手が痛い」とか訴えることも少なくありません。
中には明らかな原因なく発症する場合もあります。(寝ていて起きたら急に手を動かさなくなった、などです)

【治療方法】
放置して自然に治る場合もありますが、痛みが続くため早めの整復をお勧めします。
稀に肘内障だと思っていたら実は骨折だった、ということもありますので整形外科を受診しましょう。
整復は麻酔なく数秒で終わります。
整復の瞬間は少し痛がることがありますが、しばらくすると何事もなかったように腕を動かすようになります。

多くの場合、小学生になるころには発症しなくなりますが、小さいうちは繰り返し起こすことがあります。
しばらくは強く手を引っ張らないようにするなど、再発には注意が必要です

お気軽にご相談ください。

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原因となる疾患

原因となる疾患には次のようなものがあります。

痛みの特徴
手首を上に起こしたり、指を伸ばしたりする際に肘の外側に痛みが走ります。
痛みの特徴
肘の軟骨がすり減り骨が変形し、痛みを生じたり曲げ伸ばしが困難になったりします。
痛みの特徴
肘で尺骨神経が刺激されることで前腕や手指(薬指・小指)のしびれや痛みを生じます。
痛みの特徴
慢性疼痛とは?痛みが長期間にわたり続く場合、それは「慢性疼痛」かもしれません。

©医療法人幸鷺会

文責・監修森 敦幸

(整形外科専門医・日本スポーツ協会公認ドクター)

関連リンク

病名・お役立ち情報
変形性肘関節症について
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