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肩の痛みの原因と治療方法について

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肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)について

肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)について

1.症状
肩を動かしたときに痛みを感じ、肩の動きが悪くなります。
特に髪を整えたり、服を着替えたりするときに痛みに気づくことが多いです。
症状が強くなると安静にしても痛みを感じたり、夜間痛みのために眠れなくなったりすることがあります。

2.原因
肩関節の周囲の筋肉や滑液包(かつえきほう:肩を動かす際にすべる部分です)、腱板(けんばん:肩を動かす筋肉があつまったものです)などが主に加齢などが原因となって炎症を起こすのが肩関節周囲炎です。
俗に四十肩、五十肩などといわれますが、腱板という肩を動かす部分の一部に傷がついたり、カルシウムが沈着したりすることでも炎症が起こることがあります。

病期として、炎症期、拘縮期、回復期があります。
【急性期】
 強い炎症が起こる時期で、時に激しい痛みを感じ、動かすことが困難となることもあります。
 安静時にも痛みを感じることがあります。(2~9か月)
【拘縮期】
 強い痛みが少しおさまりますが、肩の動く範囲が悪くなってきます。(3~12か月)
【回復期】
 症状が徐々に改善し、肩の動きもよくなっていきます。(12~42か月)


強い炎症を起こしている場合には速やかに炎症をとる必要があります。
炎症が続くうちに筋肉や関節包が硬くなってしまい、動きが悪くなってしまうことがあります。
放置していると凍結肩といわれる非常に動きの悪い状態に陥ってしまうことがあります。

積極的に炎症や痛みをとり、肩を動かせる状態にすることが大切です。


3.治療方法
【薬による治療】
痛みが強い時期には消炎鎮痛剤の内服や外用剤を使用します。
特に痛みや炎症が強い場合には、炎症を起こしている付近にステロイドという炎症を強く抑える作用の薬を注射をしたり、潤滑油の役割をするヒアルロン酸製剤を注射したりします。

【リハビリによる治療】
肩の動きが悪くなる場合にはリハビリをします。
硬くなった、もしくは硬くなりかけている肩をほぐし、動きをよくします。

あまりに硬くなりすぎてしまうとリハビリは難渋します。

リハビリをつづけても改善が認められない場合には手術が必要となることがあります。
手術が必要な場合は近隣の専門病院をご紹介します。

肩関節周囲炎に対するセルフリハビリテーション

運動① ストゥーピングエクササイズ

実施する側の腕を脱力し、腕が地面にひかれるようなイメージでおじぎをします。

運動② ワイピングエクササイズ①
 手を肩幅もしくはやや広めにひろげ、雑巾掛けのイメージで、タオルを前方に動かします。

運動② ワイピングエクササイズ②
 お腹が机に接するように座ります。
 わきを閉じた状態で肘から先を机にのせます。
車のワイパーのように内側・外側に動かします。

©医療法人幸鷺会

文責森 敦幸

(整形外科専門医・日本スポーツ協会公認ドクター)

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