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陥入爪や巻き爪に対する根治方法、NaOH法について 陥入爪や巻き爪に対する根治方法、NaOH法についてのイラスト

目次
NaOH(水酸化ナトリウム)法とは
指の麻酔
爪の部分切除
爪の除去
NaOHによる爪母処理
起こりうる合併症
お気軽にご相談ください。
診療にかかる費用についての目安

NaOH法は健康保険が適応されます

初診で陥入爪手術(NaoH法、麻酔含)+処方箋 
1割負担:約1770円 2割負担:約3530円 3割負担:約5300円

※ いずれも目安です。処方内容などによって変化します。2020年3月時点での計算となります。

NaOH(水酸化ナトリウム)法とは


コットンパッキングやワイヤー法などでなかなか治らない巻き爪、陥入爪には、根治的な方法としてNaOH(水酸化ナトリウム)法をお勧めします。
痛みの原因となっている爪の端を5mm程度、爪の根っこ(爪母(そうぼ))ごと抜去する方法です。
ただし、抜くだけではまた爪が生えてきてしまうため、抜いた後、NaOHという薬品で抜いた部分を処理します。
手術は保険適応となります。
おおよそ10分程度の手術です。
日帰りで行うことができます。

指の麻酔


準備として、足の指をしっかり消毒し、
指の付け根と爪の周りに細い針をつかって麻酔の注射をします。
5~10分ほど経過し、しっかり麻酔がかかっていることを確認して処置を開始します。

爪の部分切除


喰い込んでいる爪の端を5mm程度(できるだけ少なく切除します)のところで切っていきます。
特殊なハサミを使い、爪の根っこ(爪母(そうぼ))までしっかりと切ります。
心配される患者さんがいますが、それほど血は多くでません。
麻酔がきいていますので痛みはほぼ感じません(触った感じは残ることがあります)

爪の除去


切った爪を取り除きます。
爪母の取り残しがないようにしっかりと付け根まで切除します。

NaOHによる爪母処理

爪がまた生えてこないように、爪母を抜いたところをNaOHで処理します。
薬品で”焼く”ようなイメージです。
処理した後は酢酸をつかって残ったNaOHを中和します。
創部を十分洗浄し、手術は終了です。

術当日は水にぬらさないようにしてください
翌日からはシャワー浴可能です。
術後1週間くらいから入浴も可能になります。

起こりうる合併症

①爪の切除により爪の幅が狭くなってしまいます。
②創部からばい菌が入り、化膿を起こすことがあります。
 これを予防するため、術後数日は抗生剤(化膿止めの薬)を内服していただきます。
③爪がまた生えてきてしまうことがあります。
 爪母が再生して爪が生えてきてしまうことがあります

お気軽にご相談ください。

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©医療法人幸鷺会

文責・監修森 敦幸

(整形外科専門医・日本スポーツ協会公認ドクター)

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