巻き爪、陥入爪

- 目次
- 巻き爪と陥入爪の違い
- 正しい爪の切り方
- コットンパッキング法
- B/Sスパンゲ法による爪矯正
- マチワイヤー法による爪矯正
- コレクティオチタンによる爪矯正
- 陥入爪に対するNaOH法
- 陥入爪に対するアクリルガター法
- お気軽にご相談ください。
- 診療にかかる費用についての目安
-
初診で陥入爪手術(NaOH法、麻酔含)+処方箋
1割負担:約1770円 2割負担:約3530円 3割負担:約5300円
※ いずれも目安です。処方内容などによって変化します。2021年3月時点での計算となります。
巻き爪と陥入爪の違い
巻き爪(まきづめ)
爪の先が変形し、丸くまがった状態です。
【主な原因】
足の変形や足に合っていない靴を履くことなどによって、爪に過剰な負担がかかること
逆に寝たきりで爪に適切な刺激がない状態が続くことでも起こります。
陥入爪(かんにゅうそう)
爪の先が食い込みで皮膚に刺さってしまった状態です。
【主な原因】
爪の切り方が適切でなく、爪先が皮膚に食い込むことでおこります。
食い込む刺激で皮下の組織がもりあがり、肉芽(にくげ)という肉の塊ができることがあります。
食い込んだ爪の部分から細菌感染をおこしたりすることがあります。
正しい爪の切り方
手指の爪を切る時のように白い部分を丸く切る方法を”バイアス切り”といいます。
白いところ以上に深く切り込んでしまった場合を”深爪”といいます。
足の爪は絶えず強い負荷がかかるため、角をしっかり残しておく必要があります。
足の爪をきるときはニッパーのようにまっすぐ切れるものを選びましょう。
まず白い部分を残して(皮膚が見えない程度の長さで)爪をまっすぐに切ります。
これを”スクエア切り”と呼びます。
その後、角のとがった部分だけをやすりで削りましょう。
この爪の切り方を”スクエアオフ”と呼びます。
コットンパッキング法
巻いた爪が食い込んで痛い!
食い込みがそこまで強くない(軽傷の)場合、コットンパッキングが有効です。
くわしくはこちら
【巻き爪に対するコットンパッキング法について】をご覧ください
【コットンパッキング(保険診療)】
爪の変形が軽度な場合に適応となります。
食い込んだ爪の下にコットンを詰め込んで痛みを和らげます。
毎日繰り替えすことで爪が食い込まなくなっていきます。
B/Sスパンゲ法による爪矯正
【B/Sスパンゲ法(自費診療)】
変形した爪の表面をきれいに処理し、そこにB/Sスパンゲという形状記憶の特殊なプラスチックプレートを接着します。
B/Sスパンゲがまっすぐに戻る力を利用して変形した爪を矯正します。
くわしくはこちら
【B/Sスパンゲ法ってどんな方法?】をご覧ください
B/Sスパンゲ法の良いところ
全く痛みがなく、張り付けた瞬間から矯正がはじまります。
処置したその日から日常生活に支障なく過ごせます。
B/Sスパンゲ法で起こりうること
過度の運動や長時間の入浴、水泳、肥満 などにより早期にはがれてしまうことがあります。
矯正は一度では完全に終わらず、数回の貼り替えが必要となることがあります。
B/Sスパンゲ法による爪治療料金について
【初回】
初診料 2500円
+
施術料(1趾について)2500円
【2回目以降 貼り替え】
再診料 1000円
+
施術料(1趾について2500円)
【補強処置のやり直し】
再診料 1000円
+
手技料 1000円
【すべて税込み】
マチワイヤー法による爪矯正
【マチワイヤー法(自費診療)】
爪に小さな穴をあけて、そこに弾性ワイヤーを通して固定します。
ワイヤーがまっすぐに戻る力を利用して変形した爪を矯正します。
くわしくはこちら
【マチワイヤー法ってどんな方法?】をご覧ください
マチワイヤー法の良いところ
全く痛みがなく、短時間で施術が終了します。
処置したその日から日常生活に支障なく過ごせます。
マチワイヤー法で起こりうること
爪が硬すぎて矯正ができなかったり、稀にワイヤーの力で爪が割れてしまったりすることがあります。
爪が短いと使用することができません。
マチワイヤー法による爪治療料金について
【初回】
初診料 2500円
+
材料費(ワイヤー1本=3~4回分) 5000円
+
施術料(1趾について)1500円
【2回目以降】
再診料 1000円
+
施術料(1趾について1000円)
(+ 新たにワイヤーが必要な場合は材料費)
【コーティングのやり直し】
再診料 1000円
+
手技料 1000円
【すべて税込み】
コレクティオチタンによる爪矯正
【コレクティオチタン矯正法】
爪の両脇にフック付きのワイヤーを設置し、締め上げることで陥入した爪を矯正します。
矯正期間は1~2か月くらいです。
保険適応はなく、自費での治療となります。
コレクティオチタン矯正法の良いところ
爪がのびていなくても治療をすることができます。
コレクティオチタン矯正法で起こりうること
爪の食い込みが強すぎると麻酔が必要になることがあります。
爪が硬すぎて矯正ができなかったり、フックが外れてしまったりすることがあります。
コレクティオチタン矯正法による巻き爪治療料金について
初診 2500円(再診 1000円)
+
施術料 1趾について1500円
+
材料費 4000円 (ワイヤー1本、1回分)
【すべて税込み】
陥入爪に対するNaOH法
【手術(NaOH法)(保険診療)】
痛みが強く緊急性が強い場合などに行います。
くわしくはこちら
【NaOH法ってどんな治療法?】をご覧ください
食い込んでいる爪を1/5程度、根本から抜去し、NaOH(水酸化ナトリウム)という薬品で処理します。
手術の際は麻酔をしますので施術そのものには痛みはありません。
術後の痛みもそれほど強いものではありません。
1週間ほどは創部をぬらさないようにする必要があります。
陥入爪に対するアクリルガター法
【アクリルガター法(自費診療)】
肉芽形成をともなう陥入爪に対して、食い込んでいる部分にアクリル製のチューブを挿入して食い込みをやわらげ、痛みを軽減する方法です。
アクリルチューブは接着剤、コーティングで固定します。
保険適応はなく、自費での治療となります。
くわしく方法についてはこちら
【アクリルガター法ってどんなもの?】をご覧ください
アクリルガター法の良いところ
爪が食い込むことによる痛みを軽減します。
処置した日からに日常生活に支障なく過ごせます。
アクリルガター法で起こりうること
早期にチューブが外れてしまうことがあります。
アクリルガター法による巻き爪治療料金について
初診料 2500円
+
施術料 1趾について5500円(麻酔などの処置料、痛み止めの内服薬を含みます)
チューブの入れ替えなど
再診料 1000円
+
手技料 1か所につき1500円
【すべて税込み】
お気軽にご相談ください。
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