受付時間
9:0012:00/16:0019:00
※土曜日は9:00-13:00まで
休 診
水曜・土曜午後・日曜・祝日
文字の大きさアイコン文字の大きさ
ご予約・お問い合わせ
058-230-9005

腰の痛みの原因とその見分け方、治療方法について

症例漫画

腰の痛みをきたす疾患

腰の痛みをきたす疾患には様々なものが存在します。

変形性腰椎症
腰椎圧迫骨折
腰椎椎間板ヘルニア
腰部脊柱管狭窄症
筋筋膜性腰痛症
腰椎椎間関節障害
腰椎すべり症
腰椎分離症

などがあります。

腰の痛みの原因としては次のものがあげられます

腰の痛みの原因としては次のものがあげられます

筋肉や靭帯の痛み
腰を支えている筋肉や靭帯が損傷を受けたり、炎症を起こしたりすると痛みを生じます。

椎間関節(ついかんかんせつ)の痛み
腰の骨と骨をつないでいる、関節の部分で変形や炎症が起こると痛みを生じます。

椎間板(ついかんばん)の痛み
骨と骨の間のクッションの役目をする軟骨が椎間板ですが、この椎間板が損傷をうけると痛みの原因となります。

神経の痛み
傷んだ椎間板や変形した骨が神経を刺激するとおしりの部分や脚にしびれや痛みを感じるようになります。

骨の痛み
骨がもろくなり骨折したり(圧迫骨折といいます)、骨が変形することで痛みの原因となります。

その他
ストレスや内臓疾患などでも腰が痛くなることがあります。

痛みのでる動作や痛みの性状から、原因を見分けることができます

痛みのでる動作や痛みの性状から、原因を見分けることができます

【動作とその原因部位】
身体を前に倒すと痛みが出る場合は
主に椎間板など腰の前の方にある構造物が原因であることが多いです。
身体を後ろにそらせると痛みが出る場合は
主に筋肉や椎間関節など腰の後ろの方にある構造物が原因であることが多いです。

具体的には…
【筋肉や靱帯による痛み】
 
腰に力を入れたりひねったりすることで痛みが出ます

【椎間関節による痛み】
 
腰をそらすと痛みが走ります。

【椎間板による痛み】
 
腰を前に曲げたり、姿勢を戻したりするときに痛みが出ます。

【神経の刺激による痛み】
 
腰の痛みだけでなく、脚のほうへ痛みやしびれが走ります。

【骨折などによる骨の痛み】
 
起きている状態では大丈夫だが寝起きのときに強烈な痛みを感じます。

【原因が分からないもの】
 
疼痛の原因が判別できず、慢性的な痛み刺激による場合や、心因性の原因によるものなどがあります。

治療方法について

治療方法について

【薬による治療】
症状が軽いときには炎症をとる湿布を処方します。
痛みが強い場合は痛みや炎症を抑えるための消炎鎮痛剤や、筋肉の緊張を抑える内服薬を処方して痛みを軽減します。
神経の刺激によってしびれを生じている場合にはしびれを軽減させる内服薬を処方します。
痛みが慢性的に続いている場合は慢性疼痛を緩和するような内服薬を使用します。

【注射による治療】
痛みが非常に強く動くのが困難な場合や、とにかく早く痛みをとりたい場合には
超音波で場所を確認しながら痛みの原因部位に注射をします。

具体的には…
椎間関節が痛みの原因の場合には
 椎間関節ブロック(背骨つなぎ目、関節に注射をする方法です)、
椎間板が原因となっている場合や神経の刺激症状が強い場合には
 仙骨硬膜外ブロック(神経の周囲にお薬を注射する方法です)
筋肉や筋膜が原因となっている場合には
 ハイドロリリース(筋膜の表面にお薬を注射します)を施行し、迅速に痛みを軽減します。

【局所安静】
関節や骨など動く痛みが強い場合にはコルセットなどで固定します

【リハビリによる治療】
物理療法(器械を使用して行うリハビリです):くわしくはこちら院内リハビリ施設をご覧ください
①牽引療法:腰を牽引して筋肉の緊張を軽減したり、関節の痛みを軽減したりします
②干渉波治療:電気刺激によるマッサージ効果を期待するものです
③温熱治療:ホットパックなどで温めることにより血流をよくして痛みを緩和します
④ウォーターベッド:水流を利用したマッサージ効果で痛みを緩和します。

理学療法(療法士によって行われるリハビリです):くわしくはこちらリハビリテーションの種類と内容についてをご覧ください
理学療法士、作業療法士が硬くなっている筋肉をほぐしたり、硬くなる原因を取り除いたりすることで痛みを軽減します。
また、自宅で行う ストレッチや 筋トレなどのリハビリの仕方を指導します。


【手術による治療】
上記のような治療でどうしても痛みが取れない場合には手術をお勧めする場合があります。

手術を強くお勧めする場合は…
①激しい痛みにより、日常生活動作が著しく制限される状態が続く場合
②神経麻痺(脚に力がはいりにくい、とか 排尿困難などの暴行直腸障害が出現した場合
③社会的な理由によりどうしても早く痛みをとる必要がある場合
などです。 手術の必要性とメリット、デメリットなどを十分考慮して受ける必要があります。

©医療法人幸鷺会

文責森 敦幸

(整形外科専門医・日本スポーツ協会公認ドクター)

ページトップ