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手、手指の痛みの原因と治療法について

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手、手指の痛みをきたす疾患

手関節部腱鞘炎(ドケルバン氏病)
手指腱鞘炎(ばね指)
母指CM関節症
へバーデン結節、ブシャール結節
手根管症候群
関節リウマチ

手関節部腱鞘炎(ドケルバン氏病)について

手関節部腱鞘炎(ドケルバン氏病)について

主に母指を伸ばしたり、母指を広げたりする腱が、手関節の腱鞘部分で炎症がおこることで痛みの現認となります

原因 妊娠出産期の女性や更年期の女性に多く生じます。手の使い過ぎや指を多く使う職業の人にも多いのが特徴です

治療法 
① 局所の安静:サポーターで動きを制限することで負担を減らします。炎症や痛みが強い場合にはギプスシーネ(添え木のようなもの)で固定をします
② 薬物療法(主に外用薬を使用します。疼痛が強い場合には消炎鎮痛剤の内服を用いることがあります。)
③ 腱鞘内ステロイド注射:超音波で場所を確認しながら腱鞘の中に炎症を抑えるステロイドという薬を注射します。
④ 手術:痛みがかなり激しい場合や注射をしても痛みが取れない場合、腱鞘を石灰して腱の通り道を広げる手術をお勧めすることがあります。

手指腱鞘炎(ばね指)について

手指腱鞘炎(ばね指)について

指を動かす腱が炎症を起こし、腫れて太くなることで腱鞘のところで引っかかるようになります。これをばね指といいます。

治療方法:
① 安静:なるべく指を動かさないようにテーピングなどで固定します。日中仕事で邪魔になる場合は夜間のみの固定でも有効なことがあります。(テーピング方法はこちら!)
② 注射:超音波で場所を確認しながら腱鞘内にステロイドという炎症を抑える薬を注射します
③ 手術:安静や注射で痛みが取れない場合や、腱のひっかかりがひどく、指が曲げられない、または伸ばせないような状態が続いている場合は引っかかっている腱鞘を切開する手術をお勧めすることがあります。

母指CM関節症について

母指CM関節症について

母指の付け根の部分で(第一中手骨と大菱形骨の間の)軟骨がすり減ることで痛みが生じます。ものをつまんだり、瓶のふたを開けたりするような動作の時に母指の付け根に痛みが走ります。症状が進行するとこの部分の骨が変形して突出してくることがあります。

原因:
手をよく使う職業の方や、長年にわたっての負担による老化現象によって、関節軟骨がすり減り、変形を起こしたり、不安定になることで炎症を起こすことで痛みが生じます。

治療法
①安静:母指に負担がかかる作業をひかえたり、関節を固定するサポーターを使用して動きを制限することで痛みが軽減します。
②外用剤:炎症を抑える外用剤で痛みを軽減します・。
③注射療法:炎症が強い場合には関節内にステロイドという炎症を抑える注射をすることがあります
④手術:上記のような方法で痛みが取れず、日常生活に困難が生じた状態が続く場合には関節を固定する手術をお勧めすることがあります。

手指変形性関節症(へバーデン結節、ブシャール結節)について

手指変形性関節症(へバーデン結節、ブシャール結節)について

指の第一関節(正式にはDIP関節)が変形するのがヘバーデン結節、第2関節(正式にはPIP関節)が変形するのがブシャール結節と呼ばれます。原因は不明とされていますが一般に40歳以降の女性に多く、手をよく使う職業などの人がなりやすい傾向があります。
関節の軟骨がすり減ることで骨が変形し、痛みを生じます。

治療法:
①安静:関節をテーピング固定することで負担を減らし、痛みを軽減します。痛みが強い場合にはさらにしっかりした固定を行うことがあります。
②薬物療法:炎症を抑える湿布などで疼痛が緩和することがあります。
③注射:炎症が強いときには関節内に少量のステロイドという炎症を抑える薬を注射することがあります。
③安静や薬物治療、注射などで効果がなく、日常生活に大きな支障をきたす場合は手術をお勧めすることがあります。

手根管症候群について

(ご参照ください手指、腕のしびれ

©医療法人幸鷺会

文責森 敦幸

(整形外科専門医・日本スポーツ協会公認ドクター)

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