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頚椎症性神経根症について 頚椎症性神経根症についてのイラスト

目次
症状
症状の原因
検査方法
治療方法
お気軽にご相談ください。
診療にかかる費用についての目安

初診でレントゲン撮影4方向+処方箋

1割負担:約800円 2割負担:約1600円 3割負担:約2400円

※ いずれも目安です。2021年3月時点での計算となります。

症状

50歳以降の男性に多く認められます。
多くの場合、首や肩のあたりから腕、手指にかけてのしびれや痛みを感じます。
上を向くような姿勢をとったり、手を下げた状態をとったりしているとしびれが増強することがあります。
逆に手を頭の上にのせると症状が緩和します。

これは加齢性の変化により頚椎(けいつい:首の骨)が変形を起こし腕や手指の神経を刺激することで起こります。
しびれだけでなく、痛みを伴ったり、力が入りにくくななったりするような症状がでることもあります。
横になったり、朝起きたりしたときに腕から手指にかけてのしびれを感じる場合、枕の高さが合っていないことが原因となってている可能性があります。

くわしくはこちら
【枕が合わない】をご覧ください

症状の原因

頚椎が変形して神経を圧迫することで肩から腕、背中に響くような痛みを生じます。
まず加齢性の変化で頚椎の椎間板(ついかんばん:クッションの役目をする軟骨)が痛んでしまいと安定が悪い状態となります。
すると少しでも安定する形になろうと頸椎が変形します。
この変形した骨が神経根(しんけいこん:神経の付け根の部分)に触り、炎症が加わるで肩から腕、背中、手指にかけてのしびれや痛みを生じます。
変形があるから必ず症状がでる、というものではありません。
神経の炎症が治まり、異常に興奮した状態が治まれば症状は緩和します。

検査方法

頚椎伸展テスト:首を後ろにそらすと腕から手指にかけてのしびれや痛みが増強します。

ジャクソンテスト:首を少し後ろにそらし頭を上から圧迫すると腕から手指にかけてのしびれや痛みが増強します。

スパーリングテスト:首を症状のある方向へ強く傾けると腕から手指にかけてのしびれや痛みが増強します。

レントゲンでは椎間板がつぶれて骨が変形し、神経孔(神経の通り道)が狭くなっているのが確認できます。

治療方法

リハビリ:牽引(首を軽く引っ張り、神経の通り道をひろげることで症状を緩和します)や電気治療(神経を電気刺激して痛みを緩和します)で症状を緩和します。

内服治療
内服治療には大きく2つ存在します。
炎症が主体の場合→ 抗炎症薬や痛み止めを使用して症状を緩和します
神経の症状が主体の場合→ 神経痛を軽減するような内服(プレガバリンやミロガバリンベシル酸塩)を使用して症状を緩和します。

注射治療:痛みを軽減するような注射や、ブロック注射(神経の近くに直接薬剤を注入するような方法)を用います。
装具療法
痛みが非常に強く、首を動かすのが困難な場合には頚部を固定する装具を使用します。
スポンジのような比較的軽い固定(上記イラスト)とフィラデルフィアカラーのようにしっかりと固定をする装具があります。

手術療法:多くの場合、上記の治療や時間の経過により症状は緩和していきますが、なかなか症状がとれず、強い痛みのために日常生活に支障を来す場合や力が入りにくくなるような麻痺の症状が出現する場合には手術をお勧めすることがあります

当院ではまず内服やリハビリを中心とした治療で症状の緩和を図ります。

神経ブロックや手術が必要と判断された場合、近隣病院(岐阜市民病院や岐阜大学病院、松波総合病院など)の脊椎外科専門医をご紹介いたします。

お気軽にご相談ください。

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©医療法人幸鷺会

文責・監修森 敦幸

(整形外科専門医・日本スポーツ協会公認ドクター)

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