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変形性肘関節症について 変形性肘関節症についてのイラスト

目次
症状
原因となりやすい動き
検査方法
治療方法
お気軽にご相談ください。
診療にかかる費用についての目安

初診でレントゲン撮影2方向+処方箋 

1割負担:約580円 2割負担:約1170円 3割負担:約1750円

※ いずれも目安です。処方内容などによって変化します。2020年3月時点での計算となります。

症状


変形性肘関節症では肘を動かすと痛みを生じます。
症状が進むと安静時にも痛みを感じることがあります。
進行すると次第に肘の動きが悪くなり、肘が完全に伸びなくなったり、肘が十分に曲げられなくなり口や肩に届かないようになったりします。

原因となりやすい動き

原因としては肘を酷使するスポーツ(野球、やり投げ、柔道、重量挙げなど)や職業(建設作業、重機を使用する職業など)、骨折などの外傷、関節炎が上げられます。
長年にわたる肘への負担によって関節の軟骨がすり減って安定が悪くなり、骨が変形することで、肘の動く範囲(可動域)が狭くなってきます。
くわしくはこちら【軟骨ってなに?骨じゃないの??】をご覧ください

飛び出るように変形した骨を骨棘(こつきょく)といいます。
症状が進行すると骨棘がおれて骨のかけらが関節の中を動き回り、引っ掛かりや痛みの原因となることがあります。(遊離体といいます)

また、変形した骨が尺骨神経を刺激して環指、小指にしびれを生じることがあります

くわしくはこちら【肘部管症候群について】をご覧ください

検査方法

肘の動く範囲を確認します。
肘を押さえると関節の隙間、動くところに痛みを生じます。
炎症が強くなると関節に水がたまることがあります。

くわしくはこちら【関節に水がたまる理由 水を抜くと癖になるって本当!?】をご覧ください

レントゲンでは 関節の隙間が狭くなります。
症状が進むと完全に隙間がなくなり、骨が変形して骨棘(こつきょく)が形成されます。
関節の中に折れた骨のかけら(遊離体(ゆうりたい))が認められることがあります。

治療方法

肘の動きがある程度保たれていて、生活に大きな支障がない場合は保存的治療(手術をしない治療方法)が選択されます
外用剤や内服の使用:炎症や痛みを軽減する薬を使用します。
注射療法:痛みが腫れが強い時には関節内に炎症を抑える作用のあるステロイド剤の注射をします。
ステロイドは炎症を効果的に抑える作用がありますが、頻回に注射すると軟骨へ悪影響を及ぼすため、注意が必要です。
理学療法:余分な骨が原因の場合は効果がでにくいことがありますが、筋肉や腱が硬くなっている場合、肘の動きを改善するようなリハビリ、ストレッチなど
が有効です。
手術療法:非常に痛みが強い場合や、余分にできた骨が原因で極端に肘の動きが悪くなり、日常生活に支障を着たす場合は
手術を行うことがあります。
手術では変形した骨を削り動きをよくしたり、遊離体を取り除いたりします。

当院ではまず薬物療法やリハビリを中心とした治療などで症状の緩和を図ります。
手術が必要と判断した場合は近隣病院の専門医の外来(岐阜赤十字病院、岐阜大学病院、岐阜市民病院など)を紹介いたします。
ご希望の病院があればそちらへ紹介することも可能です。
お気軽にご相談ください。

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【当院のご予約、受診方法について】をご覧ください

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©医療法人幸鷺会

文責・監修森 敦幸

(整形外科専門医・日本スポーツ協会公認ドクター)

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